主人公「また汚れが落ちてない・・・」
主人公「はぁ・・・これで何回目かしら」
主人公心の声(これじゃいつも頑張っている婦長さんに申し訳ないわ・・・)
婦長「ん?あら・・・?クリーニングから制服戻ってきたのですか?」
主人公「え?・・・えぇ。そうですけど・・・」
婦長「大丈夫ですよ。血液は落ちずらいって聞きますし・・・少し染みが残るくらい仕方ないです」
主人公「すみません…」
婦長「いつも気遣っていただいてありがとうございます」
主人公「婦長さんは気遣ってあんなこと言ってくれたけど、私からしたら頑張っている婦長さんに申し訳ない気持ちしかない・・・」
主人公「もうクリーニング屋さんは変えた方が良いわね」
主人公「ここは・・・Wear Plusって言うクリーニング屋さんか・・・」
主人公「落とし率95%!高度な染み抜き技術が自慢、か・・・。」
主人公「試しに問い合わせてみようかしら?」
金野「お電話ありがとうございます。Wear Plus金野と申します」
主人公「いきなりお電話すみません。私〇〇総合病院の事務長をしております、宍戸と申します」
主人公「実は白衣のクリーニングを検討しているのですが、そちらで対応いただく事は可能でしょうか?」
金野「もちろんでございます!それでは一度お打ち合わせさせていただければと思うのですが、後日お伺いさせていただいてもよろしいでしょうか?」
主人公「はい。よろしくお願いします」
金野「本日はお時間いただきましてありがとうございます」
主人公「こちらこそ。よろしくお願いします」
金野「ところで、今回クリーニング屋さんを探されたきっかけは、なにかご理由があるのでしょうか?」
主人公「実は時間やコストを抑えて定期的にクリーニングしてくれる所を探していたのです」
主人公「従業員さんには快適な制服を提供したいので・・・」
金野「そうだったのですね。・・・実は以前、産婦人科から問い合わせをいただいた際に「今のクリーニング屋さん制服の染みが残ってくるのよね」
と仰っていたのですがそのような事はありませんか?」
主人公「え…」
金野「その方は染みが残っている状態で職員さんのロッカーの前に置くのが申し訳ないと仰っていました・・」
主人公「!!それ・・・私も同じです!!」
金野「え?」
主人公「その方と同じで、うちがお願いしているクリーニング屋さんから戻ってきた時に、汚れが落ち切れていなくて制服に染みが残っていたんです!!」
主人公「それで私、頑張って働いてくれている婦長さんに、凄く申し訳なくて・・・」
金野「そうだったのですか・・・」
金野「うちではまず汚れを落としてから洗っています。通常のクリーニング屋さんとは工程が逆になりますが、白衣も染みを残さず落とすことが出来ます」
金野「ただ、うち以外にもクリーニング屋さんは沢山ありますので、他社さんと一度比較していただき、一通り当たってみてください」
主人公「えっ!?」
主人公「いいのですか!?そんな事言われたの初めてです・・・。相見積もりを取らせない所が多いのに・・・」
金野「お客様が満足し、良い!と思われる所が一番ですから」
主人公「一通り当たってみたけど、やっぱりWear Plusさんに頼もう!なんでも相談できるし、私は他のどのクリーニング屋さんよりもここがいいわ!」
主人公N『こうしてWear Plusさんにクリーニングをお願いする事に決めたのだった』
職員「あら?染みが全然なくて綺麗になってる!」
職員2「本当だ!いつもはどこかしらに染みが残っていたのに!やっぱり綺麗な制服で仕事をするのが一番だわ!」
婦長「宍戸さん」
主人公「はい?」
婦長「いつも私達を気遣って色々考えてくださってありがとうございます」
主人公「とんでもない!これからはもうクリーニング後の染みが残ることはないので、気持ちよく快適に仕事が出来ると思います」
婦長「ありがとうございます」
主人公N『綺麗になった制服に喜ぶ婦長さんや職員の姿を見て、Wear Plusさんに頼んで本当に良かったと心からそう思ったのだった』